「落ちるナイフをつかむな」というのは、投資やトレードの世界でよく使われる格言で、急落している銘柄や相場に安易に手を出すことの危険性を警告するものです。その理由はいくつかあります。
- 急落している銘柄は、まだ下落途中かもしれず、「ここが底だ」と思って買っても、さらに下がる可能性があります。安いと思って買ったら、さらに半値になってしまうこともあります。
- 株価や相場が急落するには何かしらの理由があります。業績悪化、不正会計、金融危機、世界情勢の変化など、問題が解決されない限り、下げ止まる保証はありません。
- パニック売りが起こると、多くの投資家が損切りや投げ売りをするため、通常の値動きとは異なる大きな下落が発生します。その流れに逆らって買うのはリスクが高いです。
- 一時的にリバウンドすることはありますが、それが本格的な回復につながるかは分かりません。リバウンド狙いの短期売買は、相場の流れを読むのが難しく、損失を広げるリスクが高まります。
- 一部の大口投資家(機関投資家やファンド)が、個人投資家を誘い込むために、一時的に買い支えを見せたり、小さな反発を演出することがあります。しかし、その後さらに売り浴びせられると、個人投資家は損失を抱えやすくなります。
「落ちるナイフをつかむな」 という格言を守るなら、以下の戦略が考えられます。
底を確認するまで待つ - 一度下げ止まり、数日~数週間の安定した動きを確認してから買う。
移動平均線や出来高をチェック - 長期の移動平均線(例えば200日移動平均線)を割り込んでいる場合は、まだ下落トレンドの可能性が高い。
ナイフを拾うのではなく、「落ちた後に拾う」 - 完全に底を当てるのは難しいが、急落後の反発を確認してからエントリーすることでリスクを減らせる。
資金管理を徹底 - たとえ魅力的な価格に見えても、資金の一部だけを投入し、大きく張らない。
ニュースや決算を確認 - 下落の原因を分析し、回復の兆しがあるかを見極める。
具体的なトレード例。2025年2月14日、住友林業をデイトレード。昨日の場中に、増配を含む好決算があり上昇。翌日も、上昇するかと思われたが、ギャップダウンして寄り付いて暴落。その後は、5,000円を割らずに推移。5,000円を支持線としてエントリーするも5,000円を割れて一度損切。さすがに6パーセントを超える下落の為、下げ止まると思い何度もインするも、結局4,919円まで下落。何回も何回も何回も入り直しては、その都度、損切。結果、大損しました。個人の弱小トレーダーでは「大底の確認はできません」。「下落の原因もいまいちわかりません」。では、何をしたらよかったのか? 空売りできればベストトレードですが、弱小トレーダーの場合は、リバウンド狙い自体が間違いだったといえますね。そろそろ底に違いない、という全く根拠のない自信によって、大損する例です。「落ちるナイフをつかむな」、格言が身に沁みます。株式投資、特にデイトレードで個人が生き残るには、悪夢のような予想しえないような値動きが起きたとしても、相場が間違っているわけではなく、常に自分は未来が全く予測できない人間であり、相場が正しいということに気づき、反省することが必要ですね。そういう意味では、格言を学ぶことは、弱肉強食の株式投資の世界を生き残る為に、大切なことだと思います!