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デイトレード手法 - ピボットポイントトレード (PIVOT-Point-Trade)

 

デイトレードの手法のひとつ、ピボットポイントトレードについてご紹介。「ピボットポイントトレード手法」は、前日の高値・安値・終値から算出されるピボットポイント(基準値)と、そこから導き出されるサポート・レジスタンスライン(S1、R1など)を活用して、売買のタイミングを判断するデイトレード戦略です。ピボットポイントは多くのプロトレーダーや機関投資家に意識されており、相場の反転やブレイクの重要な判断材料となります。本ページでは、ピボットポイントの基本的な計算方法や、実践的なトレード手法、リスク管理までをわかりやすく解説します。

 


ピボットポイントトレード手法の特徴

 

ピボットポイントトレードは、前日の高値・安値・終値をもとに算出される「ピボットポイント(P)」と、そこから導かれるサポートライン(S1、S2)やレジスタンスライン(R1、R2)を基準にトレードする手法です。

多くの機関投資家やプロトレーダーが注目する重要な価格帯とされ、これらのラインで価格が反発・突破する場面を狙って、エントリーやエグジットを判断します。特にデイトレードでは、日々変わるピボットラインを活用して、短期的な方向感を掴むのに非常に有効です。

 


ピボットポイントトレード手法のメリット

 

  • 明確なエントリーポイントが得られる:P、R1、S1などのラインを基準にエントリー判断ができる。

  • 相場の節目を意識したトレードが可能:多くのトレーダーが意識しているため、価格が反応しやすい。

  • トレンド・レンジどちらにも対応できる:反発狙いの逆張り、ブレイク狙いの順張りどちらにも対応。

  • シンプルな計算と設定:インジケーターが自動計算してくれるため、手間がかからない。

 


ピボットポイントトレード手法のデメリット

 

  • 突発的なニュースに弱い:ファンダメンタルズ要因でラインが無視されることがある。

  • トレンドの強さを無視すると失敗しやすい:逆張りに偏りすぎると、トレンドに逆らって損失につながる。

  • すべての相場で機能するわけではない:特に低ボラティリティな相場ではブレイクが発生しにくい。

 


ピボットポイントトレード手法

  • (1) ピボットポイント逆張り戦略

  • 価格がR1やS1に到達したときに反発を狙って逆張りエントリー。

  • ローソク足パターンやRSIなどと併用して反転を確認。

 

  • (2) ピボットポイントブレイクアウト戦略

  • 価格がP、R1、S1を強くブレイクした場合に順張りでエントリー。

  • 出来高の増加やトレンドの持続性を確認してエントリー精度を高める。

 

  • (3) ピボットゾーントレード

  • P、R1、S1の周辺をゾーンとして意識し、ゾーン内での値動きに注目。

  • ゾーンを抜けた方向にポジションを取る「ゾーンブレイク戦略」などが活用可能。

 

  • (4) 他インジケーターとの併用戦略

  • MACDや移動平均線などのトレンド系、RSIなどのオシレーターと併用し、ダマシを回避

 


ピボットポイントトレード手法 成功のポイント

 

  • 前日の高値・安値・終値を常に確認する:ピボットラインはこれらの価格から計算されるため、意識しておく。

  • 相場のボラティリティを確認する:ボラティリティが低いとブレイクが起きにくいため、順張りは控えめに。

  • 反発を狙うなら複数の根拠を重ねる:ピボット+RSI+ローソク足など、根拠を重ねてエントリーの精度を高める。

  • 損切りポイントを明確に設定する:ピボットポイントを超えて進んだ場合、すぐに損切ることが重要。

  • 時間帯にも注意する:欧州時間や米国時間など、出来高が多くなりやすい時間帯に注目。

 


ピボットポイントトレード手法 まとめ

 

ピボットポイントトレードは、価格が意識されやすい重要な水準をもとに、反発やブレイクを狙うシンプルで実用的なトレード手法です。初心者でも使いやすく、明確なラインに基づいた判断が可能なため、デイトレードでの活用に向いています。

 

  • P・R1・S1ラインでの反発・ブレイクを狙う
  • 逆張り・順張りの両方に対応できる柔軟性
  • 他のテクニカル指標と組み合わせて精度を強化
  • 損切りラインとボラティリティの管理が成功の鍵

 

ピボットラインを軸に、計画的で再現性の高いトレードを実現しましょう!